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2011年8月16日 (火)

会津の佐藤真也さんからのお便りです

毎日暑い日が続いています。皆さん、体調を崩していませんか?

会津は今日も33℃、朝から強い日差しが降り注いでいます。

高速道路はお盆の帰省で大混雑の様子ですね。


8月14日(日曜日)、コシヒカリの出穂を迎えています。


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用水の関係で例年よりも田植えが遅れて、6月の気温が低めに推移していたので、平年よりも生育に遅れが見られていましたが、8月に入ってからの好天によって、いつもの出穂時期となっています。

草丈は1mを超えてきました。

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昨年は夏の酷暑と秋の長雨で品質を落としてしまい、お客様方にはご迷惑をお掛けしてしまったので、今年は慎重に栽培管理を行ってきました。

昨年は予想以上の猛暑により生育が進みすぎていたので、追肥(籾数の確保)の量と時期には悪い頭を悩ませましたが、今年は植え付け本数や基肥を控えめに実施した分、安心して追肥作業を7月下旬に行いました。

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20kgの有機質100%肥料を15kgの背負い式の肥料散布機に入れて合計35kg、田圃一枚ごとの生長具合を見ながらひたすら歩いて散布です。汗、汗。

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最近では「基肥一発肥料」の進歩から、刈り取りまでの時期に養分が溶出するように加工されているので、田圃を歩く人の姿はほとんど見られなくなりましたが、それでは必要としている時期に養分を与えるには困難なのです。

「基肥一発型」は、基肥散布から出穂までの気温を分析して溶出時期が決まるのですが、年によっては5月から7月までの気温が高ければ早めに溶出してしまい、逆に低ければ遅く溶出してしまいますので、稲の生育ステージとのズレが発生します。

農家の高齢化と規模拡大によって、今ではほとんどの基肥がこれになっています。

そうなれば稲が必要としている時期に、必要な養分を与えることが出来なくて、毎年の品質(玄米一粒の大きさ)にバラツキが出来てきます。

私達が使用している「会津名人」も製造認可的には「基肥一発型」に分類され、肥効を調整しているのですが、決して余計に溶出しないように有機質を中心にして化学肥料成分を抑えて、追肥をする時期には肥料が切れるように設定しているので、当然、その分の追肥作業が必須になっています。

「手間を惜しんでは良いお米は出来ない」事を、先輩方から教わり、実践しています。

春の堆肥散布もその一つです。

それでお客様が喜んで食べてくれる「美味しいお米」になってくれれば、そんなに幸せなことはありません。

夏の好天の中での出穂に感謝し、これからの登熟に期待を寄せています。

          

(あとがき)

先日の8月12日、日比谷で行われた福島県農林漁業者総決起大会に出席してきました。

「福島の農林水産業を必ず復興させ、誇りと希望を持って次世代に引き継ぐために総力を挙げて取り組む」ことを決意し、その後に東電本社前までデモ行進しました。

農家の補償を訴えるのではなく、安全な日本の食糧が流通するための施策を早急に実行することを求めてきました。

8月12日現在、会津の全ての農産物からは放射性物質は検出されず、全てが安全に流通されています。

当研究会の会員は牛の飼料「稲ワラ」の検査も実施し、汚染された恐れがある飼料は一切与えておらず、安全を確認しています。

これから収穫を迎えるお米も、皆様が不安を払拭できるよう、検査を実施した上で出庫態勢を整えます。

食の不安をもたらした原因は東電にありますが、私達の力で、安全を実証して参ります。

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