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2011年5月 9日 (月)

会津の佐藤真也さんからのお便りです

お世話になっております。

5月に入り、作業が進んできましたのでお便りをお送りします。

4月24日の播種作業をしてハウスへ並べられてから2週間が過ぎ、こんなに生長しました。


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新しい葉っぱを展開して太陽の光を燦々と受け止め、健気に、そして力強く育っています。

一方、田圃の方は4月下旬の雨により、なかなか機械が入ることが出来ませんでしたが、ようやく吹いた強い春風のお陰で、土壌も乾いて、堆肥散布をすることが出来ました。

村の人達も大忙しで耕起作業をしていましたが、我が家ではその前に、40年以上も続く「堆肥散布」が一番大事なのです。

牛がワラ食べて様々な微生物と一緒に作ってくれた堆肥を、一冬かけて発酵を繰り返して完熟させ、また田圃へ還っていきました。


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その後にようやく耕起作業です。

昨年の稲株が反転されて、土が呼吸を始めました。

それと同時に散布された堆肥が混ざり、土壌の微生物がどんどん増えていきます。

土からはそればかりではなく、カエルやミミズが飛び出します。

けれど、それも束の間、いろんな鳥たちがやってきて、食べられてしまうのです。

可哀想にと思いながらも、これも自然循環の儀式です。


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目線を上にすると、世間様はゴールデンウィークなのですね、遠くの県道では車の往来がとても多くなっていました。

私達の連休は、朝から日没まで田圃へ通うのが恒例で、子供達には申し訳ないのです。


       

また先日、会津坂下町産業部農林振興班が、町の農地における放射性物質の測定を行いました。

原発事故に伴う、稲の作付の安全性を確認するためで、玄米中のセシウム濃度が食品衛生法上の暫定基準500ベクレル/kg以下とすることが前提で、土壌からの玄米への移行指標を1/10と考え、水田土壌1kg当たり5,000ベクレルを超えた場合には、作付制限を発動することになっています。

以前にも県の測定で、スポット的に行われましたが、今回は町が独自で農家の要望を受け入れ、町内各地域の測定を行いました。

わが集落では、今回のサンプリングで最も低い「140ベクレル」との結果が出ております(一番高い地域で410)。

この結果を基に、安全な作付方針のもとに作業を進めていることを、ここにご報告させて頂きます。

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